Page top

BLOG

  • 代表BLOG
  • 東京BLOG
  • 名古屋BLOG
  • English
  • 中文
  • 한국어

知財トピックス

特許庁・審査基準との向き合い方
2015.05.08
発明の権利化に向けて、特許庁の実体審査は避けて通ることはできませんから、特許庁の審査基準を重要であることは間違いありませんし、これを軽視するわけにはいきません。しかし、この審査基準はあくまで庁内のルール(ガイドライン)の位置づけであって、特許法という法理や法律解釈を超えるものではありません。

特許実務者は日常この審査基準に向き合わなければならないことから、この審査基準がすべてのように勘違いをしてしまうおそれがあります。しかし、審査基準に過剰に神経質にならいようにすることも必要でしょう。

例えば、進歩性などの判断における「後知恵論理」は、特許出願された発明が、現実には数年経ってから実体審査に供される現実に照らすと、拒絶の論理からは排除されていかなければなりませんし、この後知恵論理が甚だしい拒絶理由通知に対しては、その旨を意見していくことが必要と考えます。