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知財トピックス

国内製品を海外展開するときの留意点
2016.10.24
国内ですでに販売されている製品(商品)をこれから海外へ展開しようとする場合には、まず、商標に留意しないといけません。その理由は、国内で使用できていた商標が、海外では商標権侵害になってしまう場合や悪い意味の言葉に該当しまうケースがあるからです。このような場合、海外では商標を変更しないといけませんので、早めに検討しておくことが必要です。このような観点で、国内と海外で商品名を変えざるをえない例はたくさんあります。なお、一つ一つの商品に個別に名前を付けると商標権の問題がその一つ一つに発生しますから、外国でも広く使用可能なアンブレラブランド一つを作り、識別力のない記号、数字などでシリーズ商品名を形成するというやり方は商標権問題を回避しやすいため、この点で良い方法と言えます(自動車の商品名の如き)。

次に、販売を考えている外国において、FTO(Freedom to operate)調査を行う必要があります。国内ではすでに公然実施されている製品であっても、外国では特許権侵害の恐れがある特許が存在する可能性がありますから、当該外国で自社製品を自由に実施できるか否かを念のために確認しておく必要があります。