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知財トピックス

商品開発と知財
2015.04.22
商品開発は、狙う市場分野を決めるとともに、その分野に存在する競合品を研究し、それとは差別化・差異化された商品を開発することが一般に行われています。すなわち、商品開発の際に、程度の差はあっても、先発の競合品を意識しないことはないと言えます。

後発商品は、1)すでに成功している先発商品のよいところを極力取り入れ、宣伝、販促策、企業のブランド力などによって勝とうとする場合(例えば、業界No.1企業が後発商品を出す場合)と、2)徹底的に差別化を図る場合(例えば、業界下位企業が後発商品を出す場合)とに大別できると思います。前者の場合は、当然とは言え、知財の問題が起こりやすく、後者の場合は起こりにくいと言えます。

また、商品開発では先発商品を意識しているうちに、先発商品に「あやかって」売ろうとする潜在意識が気が付かないうちに商品の品質やデザインに入り込んでしまうことがあり、このようなケースでは不正競争(2条1項2号)の域に入ってしまうおそれもあるので注意が必要です。