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知財トピックス

特許のライフサイクル
2015.10.20
商品に、誕生期、成長期、成熟期、終焉期のようなライフサイクルがあるように、特許にもライフサイクルがあるように思います。特許成立から特許権が満了するまで、企業の収益や事業の成長等に対する貢献という観点で見たときに、商品と同様のライフサイクルがあるように思います。この特許ライフサイクルという視点で、特許の管理や活用をどのようにしていくべきかを考えるのもよいと思います。すなわち、特許を誕生期、成長期、成熟期、終焉期に分けて管理し、それぞれの期に応じて、特許活用の方策を立てるという考え方です。誕生期から成長期にかけては独占を優先に考え、成熟期にはライセンスアウトを検討し、終焉期には改良特許の追加出願や存続期間延長などを行ってみてはどうでしょうか?

なお、新薬の特許存続期間が満了した後の状況を医薬業界では特に「特許の崖(がけ)」と呼ぶそうですが、反対に「特許の山」もあるかもしれません。すなわち、特許で守られた商品により最も利益が得られる時期、あるいはライセンス料収入が最も多くなる時期をそう呼ぶべきでしょうか?