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知財トピックス

特許の競争相手も視点を変えるとパートナー
2017.04.20
ビジネスで競争関係にある会社との間で特許出願を競い合うことは、ひいては当該ビジネス分野への第三者の新規参入を防止できるという効果を生み出しています。逆に、特許出願の競争の少ない分野は、特許を取得できる技術領域がまだまだ残されているので、第三者の新規参入がしやすい状況にあると言えます。

特許出願で競争する会社は、お互いにポートフォリオを作りあって、特許を取得できる発明領域を見出していこうとしのぎを削っています。それにより、インパクトのある特許を取得できる領域は徐々に限定されていきます。その結果、新規参入しようとする後発の第三者は、よほど革新的なアイデアを持たない限り、既参入の会社のいずれかの特許と抵触してしまう可能性が高くなり、新規参入には知財リスクが伴うことになると言えます。

このように、特許の競争相手は、視点を変えると、新規参入を防ぎ、ビジネスを守るためのパートナーであると考えることができます。