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東京地裁と大阪地裁の2014年～2015年の統計（最高裁発表統計）では、特許侵害訴訟件数計202件のうち、特許権者勝訴は28件（14％）で、一見すると低い。しかし、202件のうち77件が和解で決着し（和解率38％）、そのうち、61件は特許権者側に差し止めや金銭的支払を認めるなどした内容の和解で、実質的に特許権者の勝訴と言える結果。即ち、前記28件と61件を合わせた計89件は特許権者の訴えを認めた決着となっており、特許権者の勝訴率は44％と判断できる。ちなみに、米国での特許権者勝訴率は50～70％程度、ドイツでは60％前後となっている。